エイズ - ヒト免疫不全ウイルス
性的感染
性交による感染では、性液に接触することが最大の原因である。
通常の性交では、女性は精液が膣粘膜に直接接触し
血液中にHIVウイルスが侵入することで感染する。
男性は性交によって亀頭に目に見えない細かい傷ができ、
そこに膣分泌液が直接接触し
血液中にHIVウイルスが侵入することで感染する。
そのため性交でなくても性器同士をこすり合わせるような行為でも
HIV感染が起こる恐れがある。
また男性同性愛者間では腸粘膜に精液が接触し
そこから感染するとされている。
腸の粘膜は薄く、HIVウイルスが侵入しやすいため
膣性交よりも感染リスクが高い。
同様に肛門性交は異性間性交おいても感染リスクの高い行為である。
いずれにせよコンドームの着用が極めて有効で効果のある
HIV感染の予防措置である。
一方、口腔内で性器を愛撫することでも、
一般に歯磨きなどで口腔内には微小の傷が出来ている場合が多く、
そこに性液が接触することで血液中に
ウイルスが侵入するおそれがあるため、
決して安全とは言えない。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア』