口腔カンジダ症
口腔カンジダ症とは、
口腔内で発生するカンジダ症の事で、急性型と慢性型がある。
急性型では、粘膜のビランあるいは潰瘍が見られ、
その部位にはフィブリンや滲出細胞、
多数の菌糸で構成される膜様物(偽膜)が認められる。
潰瘍底部には、多数の好中球を主体とする細胞浸潤が特徴である。
慢性型では、上皮の過形成が見られその表層は過角化あるいは錯角化を呈し、
角質層に菌糸を多数認めるが
この菌糸は棘細胞層や基底細胞層には認められない。
菌糸は、PAS染色で赤染し、グロコット染色で黒染する。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア』